UFC320・メラブ・ドバリシビリ独占インタビュー
まもなく10月4日にラスベガスでUFC 320が開催されます。UFCバンタム級王者であり、Stakeアンバサダーのメラブ・ドバリシビリ氏はメインイベントにて、コーリー・サンドヘイゲンと対戦予定。そんな中、メインイベントを前に私たちの独占インタビューに答えてくれました!
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UFC 320は大きな大会になります。メラブ・ドバリシビリ氏が出場する試合でファンはなにを楽しみにしていると思いますか?
これはバンタム級のタイトルマッチです。なので、ファンのみなさんに必ず熱い試合をお届けします。コーリー・サンドヘイゲンは非常に才能のあるハイレベルなファイターです。彼は飛び膝蹴りやスピニングバックキックで相手をノックアウトするのが得意なので、危険な試合になるかもしれません。それに、バウティスタ戦で見せたように、素晴らしいサブミッション技術も持っていますよね。そのため、絶対に油断はできません。
コーリー・サンドヘイゲンは素晴らしいファイターなので、彼との試合は素晴らしいものになると思います。決して彼を侮っているわけではないですよ。私たちの試合は激しいスクランブルとパンチが繰り広げられ、かなり見応えのある戦いになると思います。そのため、MMA(総合格闘技)ファンの方にきっと楽しんでもらえると思いますよ。
試合に向けた準備はどうですか?
いつもと変わらない準備で、必死にトレーニングしています。スパーリング、レスリング、柔術、筋トレも頑張っていますよ。この試合に向けた準備は全てやっていて、以前と比べて特別なことは何もしていません。とにかく、準備は順調に進んでいますよ。
ドバリシビリ氏のマシンチョークによるフィニッシュはファンの間で大きな反響を呼びました。今回も同じようなフィニッシュを狙っていますか?
私にはまだ多くの武器があります。勝つために必要なことは何でもやるつもりです。コーリー・サンドヘイゲンとの試合が簡単なものにはなるとは思っていません。もちろんフィニッシュを狙っていますが、5ラウンドの死闘になる覚悟もできています。さらに他のサブミッションも用意しています。試合に勝つために必要なことは何でもやるつもりですよ。
今年すでに2度の防衛戦を成功させています。12月にもう1試合希望しているそうですが、これほど精力的に活動を続ける原動力は何ですか?
まず第一に、私は戦うことが大好きです。第二に、このプロセスを楽しんでいるからです。私は若く、飢えており、成長を続けています。そして、常に活動的でいたいのです。現在、ピョートル・ヤンという挑戦者がいます。彼は過去3戦で好調な内容を見せており、タイトル挑戦に値する選手です。彼は私との対戦準備が整っており、私も短期間での再戦を希望しています。ファンが求める「良い試合」を提供するため、積極的に活動し続けたいのです。
史上最高のバンタム級選手と見なされている点について、これはドバリシビリ氏をさらにやる気にさせますか?それとも試合にさらなるプレッシャーをかけますか?
私は戦うのが好きなだけです。私のことを史上最高と呼ぶかどうかは他人の判断です。スピードが速いとか、スタミナがすごいとか、周りが私を何と呼ぼうと構いません。私は戦うのが好きだから戦い続けたいし、勝ち続けたい。史上最高だとか最強だとかは考えていません。私は無茶苦茶な戦士で、無茶苦茶なファイターで、単に戦いたいだけなんです。プレッシャーなんてないですよ。ただただ全ての試合に勝ちたいし、目の前に立つ全ての相手を倒したい。みんな私を倒してベルトを奪おうとしていますからね。健全な競争だと思いますよ。私たちはその瞬間、その夜、その場で最強のファイターが誰かを世界に示そうと戦っています。そして私はそれを証明し続けています。ただ一戦一戦に集中しているだけなのです。「史上最高」なんてプレッシャーは一切感じていません。私は最高じゃないし、UFCにも、自分の階級にも偉大なファイターはたくさんいます。私はただひたすらに飢え、成長を続け、戦い続けたいと願う、普通のファイターに過ぎないですよ。
メインイベントのアレックス・ペレイラ戦、そしてマゴメド・アンカラエフとの再戦。どちらが勝つと思いますか?
アレックス・ペレイラが偉大なファイターで、偉大なチャンピオンだったことは誰もが知っています。しかしアンカラエフも、今やチャンピオンとなった彼の強さを忘れてはなりません。素晴らしい試合になるでしょう。正直、どちらが勝つかは分かりません。非常に接戦になるでしょう。アンカラエフがレスリングを仕掛けてきたら、アレックス・ペレイラがどう防御するか注目です。試合の流れは細かな要素で変わりますが、とにかく楽しみです。予想はできませんが、間違いなくおもしろい戦いになるでしょう。
ドバリシビリ氏のチームメイトであるカリルも同じ大会で対戦します。この階級でもう一つのビッグマッチですね。その試合の行方はどう見ますか?予想はありますか?
そうですね、カリルは賢く準備しているので、この試合に勝てると思います。彼は良いトレーニングパートナーであり、努力を惜しまず、一生懸命トレーニングしています。彼のパンチはトラックのように強烈ですよ。それに、彼は良い人間であり、優れたファイターです。ジリも良いファイターですけど、今回はカリル・ラウントリーが勝つと思います。
改めてこれまでのドバリシビリ氏の試合と対戦相手を振り返ってみましょう。コーリーはUFCでも指折りの強烈な打撃を持っていますよね。この試合はショーン・オマリーとの対戦とは異なるものになるでしょうか?それとも打撃を強みとしている点で似た試合になるのでしょうか?
いや、全く似ていないですよ。ショーン・オマリーとは2度戦いましたが、両試合は全く異なるものでした。コーリー・サンドヘイゲンは異なるゲームプランを持つ別次元の相手です。とても危険な相手です。スタミナは抜群で、テイクダウン防御も優れています。テイクダウンからプレッシャーをかけるのも得意ですよね。テイクダウンに成功すれば、足関節技で仕留めることもできる。フィゲイレドとTJディラショーの足を破壊したこともありますよね。フライングニーでフランキー・エドガーをKOもしました。挙げたらきりがないですよ。どれも全く異なる戦いで、共通点などありません。全ての試合、全てのスパーリングが全く違います。一発のパンチ、一つの動き、一つのミス、一つのテイクダウンが試合の流れを一変させます。私はどのような状況にも対応できるよう準備しています。試合がどう進もうと、戦う準備ができています。どんな展開になろうと、この戦いに勝つつもりです。
コーリー・サンドヘイゲンのような打撃型相手をどう攻略しますか?
誰もが優れた打撃家です。過去13戦の対戦相手を見れば、紙面上では全員が私より上だったのがわかると思います。だからこそ私は特別なのです。どんな相手に対しても、常に攻略法を編み出しています。ショーン・オマリーもピョートル・ヤンも私より打撃が上でした。けど、ヘンリー・セフード、ホセ・アルド、マルロン・モラエス。誰の名前を出そうと、私は全員倒してきました。コーリー・サンドヘイゲンに対しても同じです。けど言った通り、彼は優れたファイターだし、楽な試合になるとは思っていません。厳しい戦いになるでしょうが、挑戦と乱闘、あらゆる打ち合い、激しい攻防に備えています。
彼はとても優れた選手ですが、過去の対戦相手が突破できなかった弱点、つまりドバリシビリ氏が狙っているような隙は存在しますか?
彼の戦術に弱点は見当たりません。しかし、私は数ヶ月前の自分よりはるかに成長しています。私はリングに上がり、全力を尽くし、彼を打ち破り、この試合に勝つつもりです。彼に弱点はないですが、その日こそより優れたファイターでありたいと思います。そして再びそれを証明するため、最善を尽くすつもりです。
アルジャメイン・スターリングは2020年にコーリーをフィニッシュしました。彼とは話しましたか?試合準備において助言は得たのでしょうか?
友人であるアルジャメイン・スターリングと私はプロのファイターです。試合ごとに状況が異なることは理解しています。確かに彼はコーリーを瞬殺しました。1ラウンドでテイクダウンからフィニッシュを決めたのは見事でした。しかしその後、コーリー・サンドヘイゲンがどれほど強さを発揮したかは皆が知っていることでしょう。チト・ベラを圧倒し、フィゲイレドの膝を破壊し、フランキー・エドガーをKOしました。タイトルをかけてピョートル・ヤンと戦った時、最初の2ラウンドはリードしていたんですよ!その後3ラウンドで逆転されましたけどね。確かにスターリングは誰も成し得なかったようなサブミッションを決めましたが、私はアルジョの実力を知っています。いつも一緒にトレーニングしていますが、同じタイプのサブミッションを狙っているわけではありません。あらゆる展開に備えています。
コーリーはドバリシビリ氏とのタイトルマッチに値すると思いますか?
もちろん。彼は私と戦う資格があります。
もしコーリーを倒したら、次に最も対戦したい相手は?
ピョートル・ヤンですね。彼は過去3試合で好調だったし、私にとって最もふさわしい相手です。
彼はかつて偉大な王者であり、今も好調を維持しています。このタイトルマッチに値するでしょう。特に私が早期の再戦を希望している以上、これは誰にとっても良い試合になるでしょう。彼にもメリットがあるし、UFCにとっても良い。私は忙しいし、戦うのが好きなんです。
様々なスタイルの選手と対戦してきましたね。ヘビー級のレスラーもいれば、ヘビー級のストライカーも。スタイル面で、ドバリシビリ氏を倒すことができる相手はいますか?
私はUFCで戦っていますが、ここは世界最高のリーグです。優秀なファイターは数多く、全ての試合が私にとって重要です。ただひたすら全員と戦うだけです。ヘビー級に上がれば、そうそううまくはいかないでしょう。けど、今の階級では、私は強い。コーリーやペトルと対戦し、誰が本当に強いかを確かめます。その後、バウティスタが勝てば、もしかしたら彼が僕を倒すかもしれない。次なる挑戦者はその後に決まるでしょう。だからこそUFCで戦うのです。だからこそ10月4日を見逃さないでください。瞬きも禁止ですよ。
今回の試合に向けて何か特別な準備はしていますか?
ただ集中して、ベストを尽くすだけです。少し変わったことといえば、人気が出るにつれて友達も増え、電話をかけてくる人も増え、気が散る要素が増えたことですね。集中してトレーニングするのが少し難しくなりました。でもそれ以外は、同じです。むしろさらに飢えています。唯一違うのは、皆が邪魔し続けて集中しづらいこと。それ以外は全く変わっていません。以前と同じ方法でトレーニングしています。
オクタゴンの外では、自分の性格をどう説明しますか? みんなが知らない一面はありますか?
オクタゴンの外では普通の男ですよ。友達と遊んだり、のんびりするのが好きです。最近はのんびりできる時間を探してるんですが、なかなか難しいですね。毎日が忙しすぎるんですよ。1日2回のトレーニングがありますからね。起きてジムに行き、2時間トレーニングしてシャワーを浴び、昼食を食べて、メールやメッセージを確認して、またトレーニング。それでまた疲れるんですよ。家に帰ってまたメールや電話を確認し、少し寝て、翌日も同じトレーニングです。オクタゴンの中では違いますよ。そこで私は戦って、みんなが私を見ます。それ以外では毎日トレーニングですね。
ドバリシビリ氏はジョージアの新たな世代のチャンピオンの一人です。そのことはドバリシビリ氏にとってどれほど重要ですか?また、ドバリシビリ氏を尊敬し、戦いたいという次世代のジョージアの若者たちに、どのような言葉をかけますか?
私はいつも言っているのですが、MMAには時間が必要です。MMAを急ぐことはできません。時には、若いファイターが多くのチャンスを得たり、UFCに参戦したりすることもあります。しかし大抵の場合、UFCに入るには時間がかかりますし、UFCに入ってからもトップ15に入るには時間がかかります。だから若いファイターにはいつも言うんです、焦るなと。時間をかけて、あらゆる面で、特に柔術やグラップリングの領域で上達を目指せと。グラップリングと柔術は非常に重要だからです。レスリングも同様です。ファイターを目指すなら、このスポーツを愛し、10年から20年続ける覚悟が必要です。MMAでの成功は一朝一夕には訪れません。何年もかかります。今や私はチャンピオンですが、まだ証明すべきことは山ほどあります。今も前進し、成長し続け、多くの挑戦がまっています。この姿勢を貫きたいです。日々成長し、努力を怠らず、試合のたびに新たな目標を設定するという同じ心構えが必要です。もし「私は最強だ」「UFCファイターになった」などと慢心したら、必ず打ちのめされるでしょう。だからあらゆる面で、常に進化し続けなければならないのです。
キャリアの中で多くのことを学び、必要な変化をもたらした瞬間はありますか?最後に試合に負けてから長い時間が経ちましたが、それは集中力を高める大きな転機となりましたか?
もちろん。どの敗戦も辛いものですが、特にMMAではそうです。完敗した時は、自分を責め、そこから学ぶしかありません。私はそうしました。UFC内外での敗戦も経験しましたが、自分を責め、時間をかけて、より強くなるよう努めました。だからこそ、今こうしてここに立っているのです。
MMAファイターでありチャンピオンであることについて、ファンが理解していないと思う点は? ドバリシビリ氏の見方を変えるようなことはありますか?
SNS上では楽しそうに見えますよね。旅をして、楽しい時間を過ごして、インタビューに応じて…。ですが実際には、私は懸命に努力しています。規律ある生活を送っているのです。トレーニングし、練習に励み、いつも疲れています。けど、このトレーニングや仕事といったライフスタイルは見せられないんですよ。でもこの生活は大好きだし、全部気に入っています。MMAファイターであるためには、この世界への愛と努力が不可欠です。向上心を持たないといけません。それが特別な存在、トップレベルのMMAファイターになる条件なんです。多くの犠牲を伴います。減量もそう。全てが楽しいわけではないですが、この競技を愛し、自分がする全てを愛することが必要です。




